人から教わる。ものから教わる。

刀鍛冶の山本兼一さんは、教育には2種類あると言われています。

・「人から」教わる

・「ものから」教わる  この2種類。

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学校での教育は「人から教わる」要素が多いので、価値観が多様化する中、色々と問題が出ているのではないかということです。

 

職人の世界では「ものから教わる」ことはごく当たり前のこと。

 

宮大工の小川三男さんがおっしゃっていた事として、薬師寺の西塔を再建するとき、技術はもうなくなっていた。けれど東塔が残っていたから、再建できたとのことです。

 

時を超えてそこに存在する「もの」、先人によって練り上げられた「もの」が自然と人を育てる。その機能に再注目すると、身の回りの「もの」の価値も再認識できるし、そこから学ぼうとする姿勢も育つのではないだろうか。